「というわけで、街に来てみましたよ―。」
と同様、学校帰りの学生が多くみられる。
皆、友達と喋りながら帰宅したりカフェに寄ったり楽しそうにしている。
「ちょ…私も青春楽しみたい…!!」
は誰でも良いから見つけようと、キョロキョロしながら歩き回った。
「…ん?」
ゲームセンターから聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「幸村覚悟しやがれ!!」
「うおおお負けぬ!!!」
ガチャガチャガチャガチャと政宗と幸村が対戦をしていた。
「…うわ―この二人はどこまでいっても…」
ライバル関係なのですね…。
「ねー。いつまでやってんだか…。俺様呆れそう。」
「佐助」
佐助がの背後に立って居た。
(気配感じなかった…佐助もどこまでいっても忍か…)
「ずっとやってんの?」
「放課後、バスケやってたんだけど決着つかずこっちに延長戦。部活で使うのにいつまでもやってるからさ〜。連れて来た。」
「佐助もお疲れ様」
ガチャガチャやっててもが来た事には気付いた様で、俺の応援しろ!!とか、!!某が勝ってるでござるよ!!と声を掛けてきた。
「えーと」
はひょこっと画面を覗いた。
「政宗さん、負けてるね」
「幸村さん!技出せ技!!」
「…いい加減にしなって…」