「政宗さん、負けてるね」
ドォン!
K・O!!
が声を発したと同時に、幸村が大技をかまして政宗を負かした。
「……」
「勝ったでござる―!!」
「…」
「……はい」
「さぁ政宗殿!!約束通りご馳走してくだされ!!」
「お前のせいだな?」
「うーわー…そうきましたか…」
政宗ががしい!!との手を掴んだ。
「えと…?」
「詫びろ?」
「ごめんなさ…いぃぃぃぃぃ!?」
の手をぎゅううと掴んだまま政宗は立上がり、反対の手で鞄をとって歩きだした。
「勝負は勝負だ!!だが奢るのは明日だ!!」
「政宗殿―!!某は今食べたい…」
「明日だ!!今日は猿飛に豪華な食事でも作ってもらえ!!」
「え―?俺様が?」
佐助のだるそうな返事を聞きながら、政宗はを引きずり、ゲームセンターの出口に向かった。
「政宗さん?私の運命は?」
「神様にでも祈ってみろ。どうされたい?」
「無事に帰りたい…」
政宗は、にそりゃお前次第だと笑いかけた。
「政宗さん…どこに向かってるの…?」
「あ?決まってる。俺の家だ」
…城じゃないよね…
一人暮らしとかだったらどうしよう…
普通に逃げ場ないよね…?
「あぁ―これあれかな、一人暮らしのほうがマシだったかな」
「何ブツブツ言ってんだ、早く入れ」
政宗に連れてこられたのは、立派な立派な和風のお屋敷で
おかえりなさいませ若ぁ!!と、出迎えるサングラスをかけスーツを着た人達が並んでて
「ヤク●さんの本部だなこりゃあ!!」
「黙ってさっさと来い!!」
ずるずる引きずられて中に入ると、小十郎が玄関で靴を履いていた。
「よぉ、小十郎」
「政宗様、おかえりなさいませ。」
「あ…
小十郎さん!!野菜の収穫を手伝いに来ました!!
小十郎さん!!今日もカッコいいですね助けて!! 」