「小十郎さん!!野菜の収穫を手伝いに来ました!!」
「いいのか?はは、じゃあお言葉に甘えて手伝って貰おうかな」
「は!?ちょっとまてこじゅ…」
「筆頭!!例のものが届きましたぜ!!早速確認してくだせぇ!!」
「な、なんだと…よりによってアレが今…」
「ささ、行きましょうか小十郎さん!!」
「では政宗様、あとはお願いします」
は例のものが何なのかすごく気になったが、小十郎の腕をとって外に出た。
「、」
「は、はい」
小十郎の家庭菜園を探して庭をうろうろしていたが、途中で小十郎が止まった。
「ここまで来れば大丈夫だろう」
「え…」
小十郎を見ると、にこっと笑っていた。
「政宗様がまた何か騒いだのだろう?」
「あ…すいません…逃げの口実にしちゃって…」
「それは構わねぇが…俺なんかでよければな」
「私の方が…!!すいません付き合ってもらって…」
がぺこりと腰を90゜くらい曲げて頭を下げた。
「(小十郎さん…ヤ●ザさんなのに笑顔優しい…!!)忙しいだろうにすいません…!!」
「はは、いや、少し買い物に行こうかと思っただけで今日は暇してるんだ…ああ、その、なんというかな…」
小十郎が照れた様な口調になったので頭を上げると、まじまじと自分を見つめていた。
「今のと居ると、犯罪者の気分だ」
「え…」
「やはりその…制服というのは…」
が自分の格好を一度見て、小十郎にまた向き直った。
「小十郎さん…そんな歳でも無いでしょう…」
「…スカートが短すぎる!!と言いたくなるぞ?」
「あはは!!」
は俯く小十郎が可愛くて仕方がなかった。
「小十郎さんに会う時は私服でこないとちゃんと向き合ってくれないわけですか〜ふふ。気をつけます!!」
「え、あ、いや…」
「?」
小十郎が少し慌てた。
「…似合ってる」
「ありがとうございます」
「車を出す。なら…大丈夫だろう…」
「………」
小十郎の照れが自分に移ってきた。
「小十郎さん…」
「あっ!!ちゃんと家には帰すからな!!」
「…可愛い…」
「はっ!?」
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小十郎END
小十郎とドライブできたら死ねる…