は必死で走っていると、いつの間にか道を見失ってしまい、林の中に来てしまった。
城から離れてしまったようだ。
「うえ…ど、どうしよ…」
城は見えるから戻れるが、元親に見つかってしまうのは怖い。
そう考えて、は泣きたくなってきた。
「…元親から逃げるなんて…もうやだ…早く戻って…」
「安心しろォ、。もう逃げなくていいぜ…」
「!!」
声が背後から聞こえ、は振り向こうとしたが、伸びてきた手に首を掴まれて動きを止められてしまった。
「もとち…」
「捕まえた…」
の耳元に顔を近づけ、低い声で囁かれた。
「…離して…」
「無理だな…」
首から手を一瞬離し、元親はすぐにに覆いかぶさるように抱きしめた。
「元親…!!」
「ああ…美味そうなにおいだ…」
元親がの首に顔を埋めた。
ゆっくりと舌を這わせる。
「…も、元親…!!!」
は恐ろしくなって足がすくんだ。
それは、の頚動脈に沿って、何度も何度も往復し続けた。
名前を呼んでも、元親は反応を示さなかった。
いつ咬みつかれるか判らない。
もし、もし歯まで熊のようになっていたら、自分は死ぬ。
口内なんて見ていないから、その可能性が捨てきれない。
「もとちかっ…!!!」
ずるい、と思う。
今の自分には元親に言いたい言葉が、1つしか思い浮かばない。
「っ…ひ、酷いこと、しないでぇ…!!」
これは、妥協だ。
「…ああ、いいぜ…。暴れなければな…」
元親が、にやりと笑った感じがした。
「んっ…ん…」
は木に手をついて、背後から攻めてくる元親の行為に必死に耐えていた。
「…声、抑えてんのか?」
「っ、うぅ…!!」
着物の間から元親の手が入れられ、の体をしつこく弄った。
互いの着物は少しずつ乱れていったが、元親は剥ぐようなことはしなかった。
「っ…!!」
「ん?なんだこの、布…?」
下の方に手を伸ばし、元親は不思議そうな顔をした。
「それ…下着…!!」
「…ふうん…。手触りがいいな…この上からってのは、どうだよ?」
「!!よ…汚れちゃう…やめて…!!」
振り向くと、にやっと笑った元親の顔が見えた。
「いいじゃねえか…そんな些細な事気にすんなよ…汚しちまえ…」
「い…や…」
割れ目に沿って、元親が指先を滑らせる。
「…っあ、あ…」
程よい刺激が気持ちいいと感じる。
「イイのか?」
「もとちかぁ…」
涙目になる自分を、元親は楽しそうに見つめる。
足を閉じるが、それはただ元親の手を挟むだけになり抵抗にもならない。
足に力が入らなくなってきているのでなおさらだ。
「もとちか…」
「どうした?」
「立ってるの…つらい…」
「我慢しろ…支えてるから…」
元親はの腰に腕を回した。
「!!」
いきなり力が込められ、の体は簡単に半回転させられ、元親と向かい合った。
「…あ…」
着物は肩からずり落ち、胸が半分ほど見えているし、足も太腿が露わになっている。
は慌てて着物を直そうとしたが、元親に腕を掴まれ、止められた。
「…いやらしいな…その姿…」
ぺろりと、舌なめずりをしながら自分を見下ろす元親が怖い。
「足開け。」
「で…できない…!!」
「今更だな…」
元親はの片脚の太腿を掴み、軽く持ち上げた。
「ちょ…ま、待って元親…」
「どうした?」
元親の手は、自身のものを取り出そうと動いていた。
「こんなところで…いや…」
「嫌がる顔も、いい感じだぜ?」
「っ…!!」
元親のものが取り出される。
すでに大きくそそり立っていた。
「…や…」
政宗や小十郎が自分を探しているかもしれないのに、こんな状態で最後までやるなんて、考えただけで怖い。
「やだぁ…」
とうとうはぼろぼろと泣き出してしまった。
「……」
これにはさすがに元親もたじろいでしまった。
しかし、ここで終わりにできるほど余裕は無かった。
「ここで終わんのは、辛ェ…」
そう呟き、元親はに優しく口付けをした。
ゆっくりゆっくり自分を慣らしていく元親の指を感じながら、は目をぎゅっと閉じていた。
「う…ん、ん…」
声を出しそうになれば、自分の袖を口に当てていた。
「…感じてるのか?」
元親の質問には答えなかった。
「……」
「あ、え、…えっ…!!」
元親は突然指を増やした。
三本の指がの中を掻き回す。
「い、あ…!!!あ、ああ!!」
「…、悪い子にはお仕置きだ…当然だな?」
「そんな…!!やめ…!!早い!!はや…!!いたっ…!!あ…」
「一人でイきな…」
「ひ、あ、あああ!!」
は声を抑えることも忘れ、涙を目に溜めながら、びくびくと痙攣した。
その姿を見て、元親は満足そうに笑った。
「は、はあ…は…」
「どうした?こんな所で、そんなでけえ喘ぎ声をよ…」
「ひ…ひどいよお…元親…!!」
「こんなの、序の口だろ…」
「…っ!!」
元親は一度の頭を撫でた。
しかしその手つきはひどく優しいのに、手を離した途端、一気にを自身で貫いた。
「ぅ…あ…あ…」
いきなりの圧迫感に、息が詰まる。
「大丈夫か?」
「ぬい…て…」
「ダメだなあ…」
「なんでっ…」
あの優しい元親がこんな事をするのが未だに信じられない。
きっと、この変貌のせいだ。
熊みたいに、人間に凶暴になってしまったのだ。
は揺さぶられながら、そう思い込もうと必死だった。
「…??どうした?諦めちったのか?嫌だって、いわねえのか…?」
元親は息を荒げながらに囁く。
「…くま…の…せいっ…!!」
「ア…?」
が腕を伸ばしてきたので元親は前かがみになると、は元親の首に腕を回した。
互いの汗ばんだ体が密着する。
「…?」
「もとちか…は…わるくない…」
元親の肩に額を当ててしまい、表情も、何を言ってるかも元親にはよく判らなかった。
「…」
「元親…」
は僅かに顔を上げた。
それからの声は、元親をさらに欲情させた。
「わたし…の…きもちいい…?」
「……!!!!」
の思考がぐちゃぐちゃになって、自分への気遣いを見せている。
そんな質問、答えは1つしか思いつかない。
「…最高だぜ……」
政宗が庭をうろうろしていると、元親の声が聞こえてきた。
「お、やっと来たか。」
その方向を見ると、も一緒だった。
「うおーい……どうしたんだ?何怒ってるんだ?」
「…………。」
はずかずかと大股で元親の前を歩いている。
「…ん?どうしたんだ?」
政宗を見つけると、元親は駆け寄った。
「いや、なんかよお、気がついたら森にいてよ、が心配そうに覗き込んでくれてたんだけど…俺、なんでここにいるんだ?ってに問いかけたら怒って…意味わからねえ…!!!!」
「お前に何かしたんだろ?」
「なんにも覚えてね…いたァ!!!!」
元親の側頭部に何かが思い切り当たった。
が小石をぶん投げていた。
「あぶねえだろうがあ!!!!」
「ううううるさああああい!!!元親のばか!!くたばれ!!」
「くたばれ!?何反抗期!?」
はもっと元親を罵倒したいが、恥ずかしいようなくやしいような感情でいっぱいいっぱいになって上手く言葉が出てこない。
(…さ…さいあく…!!元親…あんなところでやり疲れて寝るとか…!!しかも覚えてないとか…!!!!!)
後の処理も、元親の服を整えたのも自分だ。
(耳と尻尾のせいにするにも限界があるわああああああ!!!!!!!!!!!)
「…と、とりあえずごめんな…眉間の皺をどうにかしてくれないか…」
元親はの表情に危機感を感じ、逃げたくなったがそれは耐えて、ゆっくりに近づいた。
「落ち着け…その…何だ…話し合おう…」
「そおねえええ…じゃあ今晩あいてます?元親…」
「え…夜?」
はにやあと笑い、元親の腕を掴んで引っ張った。
至近距離で呟く。
「大人のオモチャは持ってないけど…代用品はいろいろあるから…」
「…はい…?」
「いー…っぱい縛ってぶち込んで攻めてあげるから…」
元親は優しいから抵抗しないよね?、と
元親に抵抗されたら、わたし怪我しちゃう…、と
儚げな顔で脅しをかけるに、元親の顔は真っ青になっていった。
「ん?元親、今晩泊まるのか?」
そうのんびりと声をかける政宗に、助けを求めたかった。
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かっこいい元親が好きな方すいません(いまさら…
拍手で希望頂いたので書いてしまいました…ありがとうございました!!
裏夢も練習しないと書けないなこれ…!!こっちも精進します…!!