＊＊＊⇔明智光秀＊＊＊




「わーひどい!!もう前触れも何もなく光秀さんと入れ替わった―!!」
「おや、私女になってしまいました」

の入った光秀はパニクってました。

光秀の入ったはそんな自分の姿を見て

「落ち着きなさい。そんな私は見たくありません」
ちゃき、と自分の首に鎌を近付けました。

「…すいません、そんな私も見たくないんですが…」

は落ち着きました。

「しかし…こんな体になってしまっては…」
「うんうん、ですねぇ」
は光秀が人殺し出来ないだろうと思い、喜んだ

が

「クク…殿方を誘って、事に及ぼうとした瞬間殺したりも出来るんですね…。ああ…鼻の下を伸ばした顔が一瞬にして死の恐怖に変わるというのはどんなものか…」
「やめてくれ!!頼む!!」

は自分の邪悪な笑みを見て泣きたくなった。

すぐに、たったったったと、足音が聞こえてきました。

「光秀!!」
蘭丸がやってきました。

「蘭丸…」
「うわああ一番あいたくない…」

光秀はの背後に隠れた。

「あ!何してんだよ!!女と遊んでる暇があるなら仕事しろよ!!」

「ほら、しっかり蘭丸の相手をしなさい…ククク」
光秀は少し自分の体を押しました。

「え…あぁ…すみません蘭丸…少し立ち話をしていて…」
「…お前に話しかけるなんて大した女だな…」
「…」

先程から光秀はにやにやと対応に困る私を楽しそうに見てる。

…この野郎…!!
いいもん見せてやるよ!!

はにこおっと笑ってやった。
蘭丸がびくついた。

「ええ、そうなんですよ…!!この方…気に入ってしまい…!!話していたら楽しくなってしまったのですよ…ああ…蘭丸には判りませんかね…こんな気持ち…!!」

デレデレ光秀!!
貴重だぜ!!

…背後から殺気を感じます…

「み、光秀…お前頭打った?」
「やだなぁ…蘭丸は…!!恋というのは…」
「おっと…きゃあ。手が滑ってしまいました。」
「へぶ!!」

光秀は自身の顎にアッパーしました。
「テンションが普通のままはやめて!!そんな黒い私客観的に見たくない!!」
「女言葉の私も見たくありません」
「ぎゃあ!!」

光秀は手を抜く事なくを蹴りました。

蘭丸はぽかんとしてしまいました。

「おーい、ちんまいの!!何してんだよ」
慶次がやって来て蘭丸の肩にぽんと手を置きました。
「慶次…光秀がおかしい…」
「ん?いつもの事だろ?」
「うん…いつも…」

慶次が蘭丸の視線の先を辿ると

邪悪な笑みを浮べるに蹴られて泣きそうになってる光秀。

「ななななななななにいぃぃぃぃぃ!!は光秀を凌ぐほどのドSだったなんてぇぇぇぇぇ!!!!」
「え―!?慶次お前の感想それ―!?」

蘭丸は慶次もアホなんだと思いました。

「だっ、大丈夫だ、うん、そんな性癖有ったって俺はが好きだ…うん…大丈夫…ケツに何突き刺されたって俺は…」
「慶次お前震えながら何口走ってんの!?」
「ああ…でも視姦とかやだな…どどどどうしよう…縛られたら痛いかな…けど俺はと結ばれるなら…」
「慶次!!お前顔真っ青にしながら前向きになろうとすんなあぁぁぁ!!」

蘭丸はがくがくと慶次を現実世界に戻すため揺すりました。


「おや、慶次がいらっしゃってますね」
「慶事!!助けてください!!」

は慶次に駆け寄りました。

「光秀ぇ!!」
「あっ…」

慶次は胸倉を掴んで引き寄せました。

は今は光秀の体であることを忘れていて、やばいと思いました。

ケンカ…!?

「…どうだった?」
「へ?」
「その…は、イイとこ蹴ってくれたか?」
「いいとこ…?」
「その気が無くとも、な、慣れればよくなる…?」
「慶次お前そんな心配してんなよぉ!!」
「ぎゃあ!!」

蘭丸はもう見てられなくて慶次に向けて矢を放ちました。

一番驚いたのは肩にいた夢吉で

「キッ!」

避けたら

「え」

ごちん

夢吉とがぶつかって

「おやおや」

光秀は自分の体に近付いて、すぐに頭突きしました。

「…猿になった私など見たく有りません」
「キィィィ!?(えぇぇぇ!?)」

光秀は元に戻って首をコキコキならしました。

「みっともないところを見せました。あなた方の眼球をくりぬいてしまいたいんですが…気分が乗りません…帰ります…」

「キッ、キッ!!(光秀さんちょっと待ってよ!!)」

の精神は夢吉の中で
夢吉の精神は

「…キィ?」

の身体は大人しく座ってキョロキョロしてました。

「!!!!俺大丈夫だから…」
慶次は駆け寄りましたが、に触れる前に姿が消えてしまいました。

もちろん小太郎が連れ去ったのですが。

「キィィ!!(政宗さん達にお猿な私の姿が見られる―!!)」

は慶次の髪を引っ張りました。
「キッキッ!!」
必死に奥州へ行こうと慶次に伝えようとしました。

けど無理なようで
「夢吉!!俺はへこたれてねぇぜ!!」
「キッ!?」
「こういうときはあそこへ行こう!!」
「キィィィ!?」

慶次は歩き出しました。






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続いちゃったよ…!!
こんな話で続いちゃったよ…ばかだよ…!!

光秀何となく書きたかったんだよ…!!