***⇔幸村***




「幸村さん!!遊びに来たよ〜」
殿いらっしゃい〜!!」

あははうふふと互いに駆け寄って

ゴッ

後ろから何かに思い切り押されました。

幸村とが入れ替わりました。

「展開が手抜きすぎる―!!」

何を言うか。
管理人もたまにはアホな話が書きたい。

「いつもでござる!!黙れ!!」
はいすいません。
それよりさんの入った幸村が元気ないよ。
「あっ…!!大丈夫でござるか?」
「い、痛かったよぅ…」
「瘤ができている…すぐに冷やそう…仕方ない、戻るのは治ってからえええええ!?」

幸村の入ったは小太郎にさらわれました。

「政宗さんの呼び出し!?うああん小太郎ちゃん!!それ違うの!!私こっち…」

叫ぶも悲しく、すぐに姿が見えなくなりました。

「旦那!!どうしたの?」
「佐助!!」

どうしよう…言うべきかな…

と会うんじゃなかったの?…あれ?頭に瘤出来てるよ?仕方ないなぁもう…冷やさなきゃ」
「す、すまぬ」

は、佐助オカンと幸村のプライベートを覗きたくなりました。



一方、奥州では

!!小十郎が呼んでたぞ!!」
「政宗殿…い、あ、ま、政宗さん…」
「…?どうした?」
「こ、小十郎さんね?うん、判った!!」

言えぬ…!!
中身は某だなんて…!!
走ると胸が揺れたりするし…
あああどうしよう…!!
政宗殿ならすぐそういう方向持ってって某を変態扱いする…!!


!!」
「かたく…こ、小十郎さん!!」
「(…片栗粉?)畑に行こう。が種蒔き手伝ってくれた南瓜、収穫だ!!」
「は、はい!!」

…うーわ―…
片倉殿…眩しいくらいの笑顔…!!
これは貴重な…

殿に心許しすぎ…

「疲れたら休憩していいから、無理はするな」
「はい」

鎌をもらって、屈んで南瓜を取ろうとすると

…う、殿、手が小さい…

…指細い…

「……」

傷を付けたら大変でござる。
心してかかろう…

「どうした?上手く切れないか?」
「え!?いや、今から…」
「判らなかったら聞いていいんだぞ」
そういって小十郎は幸村の入ったの背後に回り込んで

「え…」

「ここを押さえて…」
の両手を自分の手で包んで動かしてレッスンタイム。

…ええええええええええ!?

かっ、片倉殿…近いっていうかなにこれ!?
いつもこんな事してるでござるか!?

のっ…体に…こんなに接近…!!

「…?」
「…っ!!」

こここ声っ…耳元っ…
息かかる息かかる!!
これっこれっ…

「破廉恥でござるぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
!?」

逃げてしまった…




頭に氷嚢をあてて、瘤を冷やす。

「旦那、痛い?」
「大丈夫だ。…すまぬ、佐助」
「いいのいいの。それより団子買ってきたよ。元気だしてよね〜」
佐助は始終にこにこしてる。

佐助…いい奴…

「あと、旦那、昨日言ってた仕事の件なんだけど〜」
「さっ、さっ、佐助、某、頭ぐらぐらして上手く回らぬ。少し休んでからでもよいか!?」
「うっそ!大丈夫?ああ、判ったよ。んじゃあ今は休憩ね」

よかったあぁぁぁぁぁ!!!

「はい」
「…」

どんっと、団子を置かれた。

「さ、佐助…(太るとか気にしなくていいんだろうけど…)」
「何?今日は煎餅?」
さらにどん、と煎餅を大袋で

「ありがたく頂くっ…」

それ以上何かが出て来る前に団子に手を伸ばした。

「お茶もどうぞ」
「(佐助…お前世話係みたいになってる…)うむ!」

ずず

ぶー!!!!!!!!

「旦那!?」
「何っ…何かこれ…」
「何って…今日は砂糖入れてって旦那が言ったんじゃん!!」
「砂糖…」

幸村さんなんて食生活…!!

「…旦那」
「む?」
「どうしたの…」
「え?」
「そろそろ、大将と殴り合いの時間でしょ」
「……」

…いやだ…



「ぜぇっぜぇっ…逃げてしまった…すまぬ…殿…片倉殿…」
城の門に寄掛かって座り込む。

「小太郎殿〜どこだ〜…某を甲斐に…」

すたっと軽やかに降りて来た。

「おお!!小太郎殿…某は実は真田幸村で…殿と精神が入れ替わってしまったのだ!!」
「……」
「証拠がいるか!?小太郎殿…殿はこんな嘘つくか!?」
「……」

小太郎は空を仰いだ。
「信じて下され小太郎殿…!!って、あ?」

〜…じゃない、旦那〜!!」
ひゅんと佐助がの入った幸村を抱えて飛んで来た。

「佐助ぇぇぇ!!」
「話聞いたよ〜!!入れ替わったんだって?」
「そうなのだ…戻ろう俺…じゃない!!!」
「私…じゃない!!幸村さん!!食生活改善しなさい!!」
「え!?」

ごつぅん!!!



!!どこ行った!!」
「政宗さん何―!?」

は逃げようとする幸村を小太郎と引き摺りながらやって来た。

佐助も軽い足取りでついて来る。

「な、なんだぁ?」
「さっきまで私と幸村さんが入れ替わってたの!!何か粗相を!?」
「いや、粗相はいつものことだろが…小十郎が…」

すっと、政宗の隣に現われた小十郎は、しょんぼりしてた。

「片倉殿…」
幸村が慌てた。

「…も…年頃だしな…」

パパ!?

「ち、違うのだ!!勘違いだ…!!すまぬ片倉殿…!!嫌だったのではないのだ!!」
修羅場か。

「小十郎さん、あの…ごめんなさい…」
「いいんだよ……」
「良くない!!嫌だったのではない!!むしろ…逞しくて…!!」
「旦那ぁぁぁぁ!!おかしな路線行ってる!!」
「全くだ。小十郎、落ちこんでる暇はねえぞ」
「え」

政宗がゆっくり抜刀した。

「真田幸村…の体はどうだった…?」

すさまじい殺気が

小十郎もはっとして怒りを露にした。

「あ、あの、いや、何も…」
幸村はしどろもどろになってしまった。

「何に、触った?ああ?」
「さささ触ってな…!!ただ揺れるなあと…!!」
「旦那馬鹿!!逃げるよ!!」
佐助は幸村を抱えて飛んでいってしまった。

「やけにリアルな言葉残して去るんじゃねえええええ!!」
「真田幸村…!!」
「ゆーきーむーらーさーんー…」

しばらく幸村が奥州に立ち入る事は無かった。





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もうお礼夢に畑ネタは必ずあるということで…
(な、無いときはどうしよう…)
またかよですいません…!!

ところでうちの幸村はいつからこんなキャラになったのでしょうか(知るか