クリスマスといえばサンタクロース

サンタクロースといえば赤

「赤と言えばお館様お館様といえば真田幸村ぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「はいはい元気だねぇ旦那ぁ〜」

槍を振り回す幸村に佐助は拍手を送った。

「というわけで三田黒ー酢らしいことをするでござる」
「うわ!!一瞬何事かと思った!!判りにくいからカタカナ!!カタカナで言って!!」
「サン…タクロース」
「変なところで切るな…まぁいいか…じゃあ早速贈り物を届けに行きますか〜」
「何がよいかな!?」
「用意してねーんだ!?」

佐助は前途多難だ…と思った。

「ではじゃあ…無難にのところに行くか…」
「賛成だ!!」

というわけでまず奥州に向かった。








「旦那…」
「佐助…」
二人で天井裏からの部屋を覗いていた。

話しかけにくいのは、が手を胸で組んで必死に祈っているからだった。

「何が欲しいんだろ…」
「佐助…俺…手ぶらで行ったら嫌われるだろうか…」
「かもね…」
「どうするべきか…」

そのまま帰ろうかと思ったら、の部屋の障子が開いた。

様」
「様付けなくて良いよ…それより、どうだった?」

小太郎ではない忍が現れた。

「小太郎様は京の祭でコンボつなげて金を荒稼ぎしておりました」
「小太郎ちゃあああん!!!!!!!!だめっていったのにぃぃぃ!!慶次ごめーん!!!!!!」

「「…」」

も結構苦労しているようだ。

への贈り物は小太郎の帰還だな」
「では佐助…京に向かうか…」

「お金は本願寺で稼いでって言ったのにー!!!!!」

それもどうかと思う二人だった。








小太郎は慶次と戦っていたところで佐助に邪魔されふてくされたが、の前に突き出せば尻尾を振る犬のようにに甘え出した。

「ありがとう幸村サンタさんと佐助トナカイさん」
「いえいえ」
「喜んで頂いて安心でござる!!」

は小太郎の頭を撫でながら二人に御礼を言った。

「物じゃなくて行動でのプレゼントって素敵だね。二人共考えたね!!」
「いや〜…そんなに喜んでもらえるとは…」
物は用意してないので…とは言えなかった。

「今から他のところ回るの?」
「うむ!!」
「大変じゃない?手伝う?」
の申し出にすぐさま佐助が反応した。
「お、丁度いいんじゃない?俺様と、旦那と小太郎で回るのも…あいた!!」
なんでその組み合わせだ、と小太郎が佐助を蹴った。

と俺の組はできぬな…」
「移動手段がね〜」

諦めて、と佐助が幸村の肩を叩いた。

「終わったら打ち上げしよ!!」
「お。いいねぇ」
「うむ!!」
こくり


そういうわけで幸村達は北を、達は南を回ることにした。











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すごい突発だ!!
クリスマスまでには完成させよう!!