もうすぐクリスマスか〜
誰かと買い物行きたいなぁ・・・・
かすがはどうだろ？
かすが・・・・・・

わ、分かったよ・・・・・睨むなよ・・・・
相変わらず心読むの巧いな・・・・

「殿！」

「なに？」

「一緒に補習室行くでござる！」

「なんで私・・・・佐助が居るじゃん」



「なに言ってんの、ちゃん・・・・旦那より凄い点取ったくせに」


放課後その道恋路につき



「補習やだぁぁぁあああああ！！」

「Shut your mouth！黙ってできねぇのか！」

「なんでエロ宗が居るんだよ！私としては佐助のほうが良かった！」

「え〜嬉しいなぁ〜じゃぁ、早速・・・・・・・うわっ何これ！」

そういえば、補習があった。
幸村のせいで思い出してしまったから、さぁ大変。
先週のテストを丸ごと引っ張り出された。
引き出しの奥で永眠させてやりたかった・・・・可哀相に。

「ちゃん、ひとつ聞いて良いかな・・・・・」

「どうしたよ？」

「テスト勉強した？」

「どうやって？」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

あ、佐助が泣き出した！
なんで！？
私何か言ったのか！？

「殿は、授業はまじめに受けているでござるよ」

「つまり、授業以外のｈｏｍｅｗｏｒｋは散々なんだな？」

「・・・・・・・・むぅ」

「ちょ、そんなバカな！ちゃんとやってるよ！出してないだけでちゃんとやってますからね！！」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

沈黙が流れる。
気まずいことを私は言ったんだろうがイマイチ分からない。
佐助は微妙な顔してるし、エロ宗はイスの背中に顔うずめてるし・・・・
幸村は幸村で・・・・・・・
ん？

「どうしたの幸村？」

「消しゴムが無いでござる」

「え〜？あ、落ちてるよ。拾ったげる」

ちょっとイスをずらして、幸村と私の間に落ちた消しゴムを座ったまま拾う。
あとちょっと・・・・
あとちょっとぉ・・・・・・

「Ｗａｉｔ！、何してんだ！」

「あとちょっと・・・・・」

「ちょ、旦那！何させてんの！！」

「む？殿がしてくれると申したのでそれに従っているだけだが・・・・？」


「「をぉぉぉぉおおおぉぉぉぉぉぉおおおおおお・・・・・」」

「取れた！」

「Ａｈ？」

「へ？」

「ありがとうでござる！」

の手には、幸村の消しゴムがあって
の顔には何も無くて
よくよく見れば、幸村のチャック開いてないね・・・・・・


・・・・・勘違いかぁ・・・・・


「え！なに！どうしたん？スッゴイやつれてる顔！」

「竜の旦那・・・・・」

「あぁ・・・・・」

「む、どうした佐助！」

「エロ宗〜！放心してどうしたよ！」


「「お前らのせいじゃボケェ！！」」



アッパーと、ローキックを幸村と食らった。
幸村は別にいいけど、私にはもうちょっと加減してほしかった。

ピンポンパンポーン

「補習室で馬鹿をやっている愚の骨頂共と！さっさと帰れ！我の仕事が増えるであろう！！」

ピンポンパンポーン


「げぇ、オクラの精じゃん！帰ろー」

「Ａｈ・・・・considerably tired」かなり疲れた

「ホントだよ、まったく・・・・・けっきょく勉強してないし」

「佐助達は何で怒ったのだ？」

「あー旦那にはまだ早いから」

日が落ちるのが早くなった師走。
丈を短くしたスカートで歩くのは、ちょっと寒い。
マフラーと耳あては欠かせない。
前には、政宗と佐助組が歩いている。
だから自然と幸村と並ぶ。

「殿、もうすぐクリスマスでござる」

「そうだね〜幸村は、佐助達と一緒？」

「今年からは違うでござる」

「え〜？誰と過ごすの？」

「分からないでござるか？」

「うん、だって他の子とか知らない」

その時、幸村の足が止まった。
言うまでも無く、私の足は少し遅れて止まる。

「幸村？」

幸村が、一歩足を踏み出して私の腕を取る。

ふわり

幸村の香りがした。
抱き付かれているのだと分かるのに、数秒。
もう、佐助と政宗の声はしない。

「」

「ん？」

「俺の言いたい事は分かるか？」

「当然・・・・・だけど」

「何だ？」

「クリスマス以外でも、一緒が良い」

「当然だろう？離さない、離れさせない・・・・・・覚悟はあるか？」

「私を誰だと思ってんの？」

「そうだな」



二人の未来に祝福を







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和希ヒロト様へ。

非常にあわわわな感じになってしまいました；
幸村夢は、あまり書いたこと無いので・・・
でも愛はあります！
しかも何か・・・・
ヒロインが馬鹿っぽくなっちゃって申し訳ないです。
最後は、ちょこっと幸村を頑張らせてみました。
では、和希様！
３０万Ｈｉｔおめでとうございます！

ｆｒｏｍ　ａｌｋａｌｏｉｄ



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アルカロイド様

素敵な夢を本当に有難うございます!!
タグ打ちはこちらでしたので、多少の文字サイズの違いなどはごめんなさい…!!
フォント装飾をめったにしない人間ですいません…!!

幸村夢はあまり書かないのに無理言ってすいません…!!
お願いしましたあと、すぐにこのお話が送られてきて、その早さに驚きました…!!
名前入れないと自分の名前になってしまうのはなんだか照れくさい…!!
最後の幸村がとってもかこいいです…!!ときめきます!!
本当にありがとうございました!!

和希ヒロト