「お皿出しちゃっていい?」
「あーおねがーい。なんでもいいからそれっぽいの出しちゃっていいから!!」
「はーい」
は戸棚を開けて、大き目の皿を出した。
幸村はお腹がすいた!!と帰ってきたら開口一番にそう言うような気がしたからだ。
「もう少しで出来るからねー」
「ご飯は?」
「あ、炊きおきが冷蔵庫にあるから、出してチンしてくれる?」
「了解でーす」
は言われた通りご飯の準備をしていると、扉が開く音がした。
「ただいま戻った!!」
「お帰り旦那ー」
「お帰り幸村さんー」
「おお!!もいらっしゃるのか!!」
幸村は小走りでリビングにやってきた。
と佐助はキッチンから顔を出し、にこっと幸村に笑いかけた。
「政宗殿に勝ってきたぞ!!」
「ありゃあ、政宗さん負けましたか。おめでとう、幸村さん」
「ありがとう、!!」
「お疲れさん、旦那」
においをくんくん嗅いで、幸村は今夜はカレーだということを知り、やった!!と万歳して喜んだ。
は可愛すぎる…と手で口を覆った。
出来た、と佐助が言ったので、はお皿にご飯を盛って、佐助に渡した。
幸村は水とスプーンを用意して、テーブルに座って大人しく待っていた。
「はいはい、夕食だよー」
佐助がカレー、が佐助が煮込んでる間に作ったサラダを運んだ。
テーブルに座り、皆で手を合わせた。
「いただきます!!!!」
「は〜い、いただきます〜。」
「私は何もしてませんすいませんいただきますー」
幸村との口からは、おいしい、という言葉が当たり前のように出てくるので、佐助は素直に喜んだ。
「嬉しいねぇ。しかも今日はもいるし。いつもよりおいしいよ」
「まじっすか」
「うむ!!みんなで食べるのはいいな!!」
「ただ、狭くてごめんねぇ」
佐助はテーブルの下を覗き込んだ。
「だーんな、足当たる。胡坐か正座にして」
「む!!すまぬ!!」
「あ、いいよお、そんな、気にしないで。」
「何言うのさ、足伸ばしたら…」
そういうと佐助はあぐらをかいていた足を伸ばし、の膝を立てていた足に絡ませた。
「!!」
「遊んじゃうよ?」
「ちょ、」
「あ!!何をしているか佐助!!」
破廉恥であるぞ!!と言ってくれるかと思ったが
「俺も混ざる!!」
「幸村さん!?」
佐助の、遊ぶ、という表現を真に受けたようだ。
はスプーンを置いて、とりあえず佐助の足を退けようとしたが、なかなかうまくいかない。
「ま、まったまった…!!」
「あはは、、どんな気分?」
「どんなって…!!!」
「ーどうだ!?」
「わ!!」
幸村は足での足の裏をくすぐった。
「ちょ、私弱い…!!それ弱い!!!あははは!!くすぐったいー!!!!!!」
たまらず、は横になった。
「あははは!!やめて幸村さん!!あ!!ちょ、佐助まで…!!やだって…おなかいたっ…あはははは!!!!!」
は腰をくねらせて反応し始めた。
「「………」」
「し、しつこ…!!ちょっとカレー食べさせてよもー!!!あははははは!!!!」
「……佐助…な、なんか…」
「やりたくなちゃったの旦那?ちょっと待って、やばいなあ〜、俺様止められる自信ない。参加しちゃうんだけど。」
「あはははははははははは!!!!!!」
カレーが冷めてしまう…と思いながらもへの攻撃がやめられない二人だった。
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続きは妄想してね!!な放置プレイの悲劇
幸村と佐助END